フィンランドのヘルシンキでの視察を終えて、
次に向かうのはスウェーデンのストックホルムです。
毎年2月に行われる、【ストックホルム家具見本市】を訪れるためです。
ヘルシンキからストックホルムへの移動は今回フェリーを利用しました。
【タリンクシリヤライン】というフェリーですが、
ストックホルムを起点にラトビア、エストニア、フィンランドなどへバルト海の航路があります。
このフェリーがとても便利で、
夕方5時にヘルシンキを出港し、翌朝10時にストックホルムに着くので、
ヘルシンキでの滞在をギリギリまで楽しむことができます。
そして寝ている間にストックホルムに着くというわけです。
ヘルシンキでこのフェリーに乗船する港は
市内からトラムで15分ほどのとてもアクセスが良いところにあります。
私たちが到着したのは3時半くらいでしたが、
既にたくさんのお客さんが乗船を待っていました。
日本語の公式サイトから予約と支払いを済ませていたので、
チェックインは部屋のカギを貰うだけでとてもスムーズです。1分ほどで終わってしましました。
そしていよいよ乗船です。
私たちの乗船したシリヤセレナーデ号。
全長203メートル、内部は14階層もある大きなフェリーです。
船内中央のプロムナードには両サイドにレストランやお土産屋さんが並んでいます。
まるで小さな町のようですね。
私たちの部屋は9Fの海を眺めることができる2人部屋でした。
コンパクトですが、必要十分な設備(シャワー・トイレ)が整っていました。
こんな大きな船なので、
荷物を部屋に置いたら船内探検に出かけました。
船内にはいたるところに海を眺めるスペースが設けられています。
プロムナードではジャズの生演奏が行われていました。
クラシカルで落ち着いた雰囲気のレストランやカフェも何軒かありました。
そして、カジノとスロットマシーンもありました。
けっこう夜遅くまでみなさん遊んでいらっしゃいました。
そうこうしている間に5時となり、ストックホルムへ向けて出港します。海凍ちゃってますが。
さようならヘルシンキ。
デッキからだんだん離れていく美しい街並みを眺めていましたが、
寒すぎてすぐに船内に戻りました。
そしてすぐに夕食の時間です。
私たちは乗船の予約の際に併せてビュッフェの予約をしましたが、
プロムナード沿いのレストランやカフェで食事することも可能です。
ビュッフェは種類も豊富で、サーモンやニシンなど北欧らしいお料理もあり、
充実した食事をすることができました。
食事が終わると、皆さんカジノやバーやプールやサウナで
遅くまで楽しんで過ごすようですが、
私たちは旅の疲れもあり、すぐに眠ってしまいました。
朝目が覚めて窓の外を見ると素晴らしい景色が広がっていました。
バルト海の無数の島々の間を静かに抜けていくフェリー。
太陽が昇るにつれて表情を変えていく雪を纏った島々はとても美しかったです。
こんな景色を見ながら朝食をいただいたら、
いよいよストックホルムに到着です。
このフェリーでの旅は
時間も有効に使えますし、
飛行機での移動+宿泊費よりもリーズナブルですのでおすすめです。
そしてなにより、北欧での船旅という特別な体験をすることができます。
私たちは極寒の真冬に訪れましたが、夏も最高でしょうね。